帰去来Ⅻ


最近ご当地キャラも一般的となり、どこの地域でも見られるようになりました。自治体関係者もふるさと納税同様、例えばマスコミやSNSで取り上げてもらって、ブレイクしてくれないかなとヤキモキしていることでしょう。かといってその地域をすぐイメージさせることができて、わかりやすく、かわいいキャラとなると製作する側の労力も大変だと思います。ウケなかったからと言ってキャラ替えはできませんからね。逆にヒットすればグッズの種類も売り上げも増え、ご当地のPRには絶大の存在となるでしょうから。
さて、最近出身地の気仙沼に行っていませんが、気仙沼のキャラは「ホヤぼーや」です。港町ですからモチーフは魚介関係になるのは当然でしょうが、気仙沼と言われてイメージする海産物は、なんといってもサンマ、カツオ、フカヒレ、ホヤでしょうか。かつてサンマ、カツオは気仙沼港の代名詞でしたが、最近の水揚高は低迷していますし、フカヒレは気仙沼がダントツで有名ですが高級食材の領域ですから庶民性がなくキャラには今一つ。ではホヤはといえば産地は三陸海岸全体で気仙沼が特に名産ではありませんが、周辺にはホヤをモチーフにしたキャラはありませんのでいいところに落ち着いた気がします。
自分としてもホヤは安くて珍味で栄養があってとても好きな食材です。学生の頃は気仙沼の実家でホヤだけどんぶり一杯と、どんぶり一杯のご飯を食べるのが普通でした。たまに不漁の年もありますが、これからも気仙沼の不動の食材で、ホヤぼーやは不変のキャラでしょうね。
写真は仙台駅のお店にあったホヤぼーやラベルのご当地ビールと、気仙沼の親戚からいただいた角星さんのゆず酒です。お酒のラベルなのに「ぼーや」は未成年で大丈夫かなと屁理屈っぽいですが、皆さん気仙沼名物をいっぱい買ってください。でも、ホヤといえば山吹色した不定形の切り身をまず思い浮かべますよね。ホヤぼーやのいでたちだと頭は殻のデザインですし確かに足は山吹色になっていますが、素のホヤを表現するというのはちょっと難しいようですね。ホヤに酢は必須ですけど・・・。


