骨造成(GBR、
サイナスリフト、
ソケットリフト)
骨が少ない場合の
治療方法について

GBR法(骨誘導再生法)とは
顎の骨の幅や高さが足りない場合に自家骨もしくは人工骨で増骨する方法です。
この手法は高度な技術を要しますが、当医院では可能となっております。
メリットとデメリット
メリット
そのままだとインプラントができないほど骨が少ない方でも、インプラントをするために必要な骨が作れるため、インプラント治療が可能となることです。
デメリット
お身体への負担と、インプラント治療完了まで時間がかかること、費用がかかることです。
サイナスリフト法とは?
サイナスリフトは上顎洞(上顎にある空洞)までの距離が約4mm以下の場合に適応されます。
専用の上顎洞底を挙上する器具を用いて、上顎洞底を挙上する方法です。
挙上したスペースに自家骨(自分の骨)・人工骨(人工的な骨)の顆粒を填入します。
その後、インプラントが可能であれば同時に、難しければ6〜10ヶ月ほど時間をおいてからインプラントオペを行います。
メリットとデメリット
メリット
上顎の骨がかなり少ない患者様でもサイナスリフトを行うことでインプラント治療が可能になります。
デメリット
患者様のお身体への負担が大きいこと、待つ期間が長くなる可能性があること、費用がかかることです。
治療期間や費用
治療期間は、6〜10ヶ月程度です。
費用は、インプラント治療とは別に、1回のサイナスリフトで15万円〜がかかります。
傾斜埋入とは
骨が少なくて真っ直ぐに埋入できない時、サイナスリフト・GBRなどの骨増生を避けたい時など、インプラントを傾斜させて埋入するテクニックです。
傾斜埋入のメリット
- 治療期間の短縮
- 治療費の削減
- 治療の単純化
しかし骨があるところに狙って埋入するため、ドクターのテクニックと経験が必要になります。
そのためどの歯科医院でもできるとは限りません。
また上顎結節付近は大口蓋孔や翼突筋静脈叢などの危険な部位があるため注意が必要です。
骨増生処置を避けたからといって、長期的なインプラントの成功率は変わりません。