いろはにほへと ちりぬるを

日曜日は用事があって仙台の定禅寺通りに行ってきました。途中、錦町公園を通って行こうとしたらなんと桜が満開な上に、沢山の人がゴザを敷いて花見を楽しんでるではないですか。『ええっ!!昨日まで寒かったのに、いつの間に!』と季節錯誤も甚だしく、季節の流れに追い付いていない無力感で通り抜けました。まさに「いつのまにか」状態です。このフレーズは、時折井上陽水さんの「いつのまにか少女は」というタイトルを思い出させますが、この曲の詩と違いこの日は状況の変化が早すぎますね。花見といえば肌寒いのに桜が咲いて、寒くてお酒どころじゃない経験が多かったのですが、この日は半袖の人もたくさんいました。こんな日は全て忘れて桜眺めながら酒を飲みたいよねえ、と楽しんでいるファミリーに嫉妬しながらくぐり抜けて目的地に行きました。
この季節、室内で仕事をしている身としては、外界の変化が実感できず、芭蕉の「世の中は三日見ぬ間の桜かな」という句を思い浮かべます。桜も含め世の中は三日見ないうちに様子が変わるということですね。やっぱり外に出ないと「いつのまにか歯医者は」取り残されてしまいます。
そういえばこの日のドジャースはワシントン・ナショナルズとの3連戦の真っ最中でしたが、ナショナルズの選手の帽子をよく見ると「W」の脇に桜のマークがデザインされているではありませんか。ワシントンは昔、日本から桜の苗木を贈られた経緯があって、今ではワシントンはここは日本かと思うくらい桜の名所となっているそうです。それでもってユニフォームには桜をあしらったデザインがたまに見られるわけです。ですからナショナルズには何となく親近感があるので、結局ドジャースが3連勝とスウィープし、桜のように散らせてしまったので、「色は匂へど 散りぬるを」ということで『悪いね』とも思った1日でした。


